RAM Association:
Research for
Arts and Media-project

東京藝術大学大学院映像研究科では、ノンディグリープログラムとして「インターメディア型プロジェクト・ベースド・ラーニング実践プログラム」(通称、RAM Association: Research for Arts and Media-project)を実施しています。

RAM Associationは、芸術の社会的な役割が問われているなかで、同時代芸術としての新たな問いを発見し、それをいかにして表現していくのか、先鋭な芸術表現とプロジェクト実践を探求する場になることを目指しています。映像表現やパフォーミングアーツなどの概念や技術を習得するだけではなく、アクチュアルな実践者たちが互いに学びあう機会を通して、表現行為をめぐって根源的な問いを立てていきます。従来の表現形式における伝え方を再考し、新しい枠組みをメディアプロジェクトとして構想していく実践的なプログラムです。RAM Associationでは創造的な活動を行うことのできる人材の育成を図っていきます。
RAM Associationに参加する研修生は、自らの研究や制作をもとにリサーチ、フィールドサーヴェイ、インタヴューといった同時代の諸問題を取り扱う方法論を探究し、都市や社会、あるいはアジア太平洋地域をめぐって活動を展開していきます。今年度もさまざまな芸術実践のプロジェクトを立ち上げて、共に取り組むコレクティヴな活動によって、知見と経験を高めるプログラムを設けています。またRAM Associationは、大学といった研究機関や、アートセンター及び美術館といった文化施設、オルタナティヴ・スペースなど、国内外の芸術実践の現場と連携していくことで、学際的なプラットフォーム形成を目的にしており、研修生の活動を進展させていく機会を提供しています。

プロデューサー

桂 英史 | メディア研究・図書館情報学/東京藝術大学大学院映像研究科教授
高山 明 | 演出家/東京藝術大学大学院映像研究科教授

ディレクター

和田 信太郎 | メディアディレクター/東京藝術大学大学院映像研究科助教

News

2022/03/31 RAM Asssociation 新規HP・ティザーサイトを公開しました
ここでまた、あそこで、こうやって、かつてのように

RAM Associationでは、アートプラクティスを新たに開発するプログラムとして〈RAM R&D〉を実施しています。RAMインターンでもあり、アーティストのYuni Hong Charpeが自ら取り組んでいるプロジェクト《ENCORE》を探究する企画として、演劇作家/演出家の篠田千明氏をゲストにお迎えして、トーク&エクササイズ「崔承喜とアンナ・ハルプリンをめぐって – 《ENCORE》プロジェクト」をオンライン配信により開催します。

《ENCORE》は、朝鮮半島出身の舞踊家・崔承喜(1911-1969)をめぐるアートプロジェクトです。彼女が日本人として、あるいは朝鮮人として、東洋をどのように表現してきたのか、「踊り」や「言説」から現代の私たちに割り当てられたアイデンティティを問うべく、《ENCORE》ではレクチャーパフォーマンス/ワークショップを通して実践的に再考していきます。

制作方法のアプローチの一つに、戦後アメリカでポスト・モダンダンスを開拓した重要なダンサーのひとりであるアンナ・ハルプリン(1920-2021)の実践を取り上げます。従来の振付が決定された動作を完璧に模倣・固定することをめざすのに対して、「スコア」という彼女の振付手法では、動作は実験的に生成する枠組として機能しています。その時々によって再創造していく流動的な動作は、「開かれた振付」といえるかもしれません。

1. TALK

第1部のトークでは、ゲストの篠田千明氏が演出を手がけた、アンナ・ハルプリンの《5本足の椅子》(1962)のダンス・スコアをもとに制作した《5×5 Legged Stool》(2014)、マヌエラ・インファンテの戯曲《動物園》(2013)をもとに作られた作品《ZOO》(2016)などを出発点に、身体表現やアイデンティティについてのディスカッションを深めていきます。

2. EXERCISE

第2部では、参加者それぞれが交互に会話し、互いに観察する/される側の立場をくり返す「リフレクティング・プロセス」から着想したエクササイズを参加者間で行います(エクササイズは視聴のみも可能)。

現在を生きる私たちにとって、東洋的、西洋的、そして自国の伝統的なイメージ・言説・身体表現とはどのようなものでしょうか。既存の思考や慣習、制度、規範を知るためにもステレオタイプと遊びながら、現代における「割り当てられたアイデンティティ」について想像を広げていく「開かれた振付」を探していきます。

開催概要
出演Yuni Hong Charpe[アーティスト、RAMインターン]
篠田千明[演劇作家、演出家]
日時2021年12月9日(木)19:30-22:00
[2部制:①トーク ②エクササイズ]※エクササイズは視聴のみも可能
会場オンライン[Zoom ウェビナー]
参加方法
無料・要予約 受付は終了しました
企画Yuni Hong Charpe、RAM Association
主催東京藝術大学大学院映像研究科 RAM Association
助成令和3年度文化庁「大学における文化芸術推進事業」
問い合わせRAM Association事務局 geidairam@gmail.com
出演者プロフィール

Yuni Hong Charpe(ユニ・ホン・シャープ) [アーティスト、RAMインターン]
東京都⽣まれ。アーティスト。2005年に渡仏、2015年にパリ=セルジー国⽴⾼等芸術学院を卒業。現在はフランスと⽇本の2拠点で制作・発表を⾏う。作品は多くの場合、場所の歴史や個人的な記憶についての考察から始まり、規範化した属性より構築されたアイデンティティへの疑問から、その多重性と不安定性を探求する。
https://www.yunihong.net

篠田千明(しのだ・ちはる) [演劇作家、演出家]
演劇作家、演出家。2004年に多摩美術大学の同級生と快快を立ち上げ、2012年に脱退するまで、中心メンバーとして主に演出、脚本、企画を手がける。以後、バンコクを拠点としソロ活動を続ける。劇の成り立ちそのものを問う『四つの機劇』『非劇』や、チリの作家の戯曲を元にした人間を見る動物園『ZOO』、その場に来た人が歩くことで革命をシュミレーションする『道をわたる』などを製作。2018年「Bangkok Biennial」で『超常現象館』を主催。2019年台北でADAM artist lab、「マニラWSKフェスティバル」Music Hacker’s lab参加。
2020年3月から東京に戻り活動中。

開催概要

東京藝術大学大学院映像研究科では、ノンディグリープログラムとして「インターメディア型プロジェクト・ベースド・ラーニング実践プログラム」(通称、RAM Association)を実施しています。今年度は「長崎修学旅行ワークショップ」を開講し、都市や社会のなかで問いを立て、創造性と社会性の新たな関係を探究する参加者を募集します。

「長崎修学旅行ワークショップ」では、近代化やアジア太平洋地域を考える上で歴史的地理的にも多様なテーマをもった「長崎」から、新たな芸術実践を目指していきたいと考えています。日常生活や社会規範が大きな転換を迫られるなか、同時代をいかにして表現していくのか、参加するメンバーは実践的に取り組み、プロジェクトを通して互いに学びあうワークショップです。具体的には、RAMプロデューサーで演出家の高山明 / Port Bが2017年より東京を中心に発表してきたアートプロジェクト『東京修学旅行プロジェクト』を展開するかたちで、「長崎」の修学旅行を構想し、作品化していきます。ツアーパフォーマンス、ドラマトゥルギー、ワークショップについての理解を深めていくプログラムでもあり、オンライン型の実践ワークショップを実施していきます。

RAM Associationは、芸術と社会の関係を更新する実践者の育成を図っています。社会課題や都市問題に向き合うプロジェクトをベースにして、「インターメディア(行為の芸術)」を手がかりに主体的に学んでいく機会を提供しています。自らの活動をよりアクチュアルに拡げたい方のご応募をお待ちしています。

※2021年度は新型コロナウイルス感染症の影響を受けて、これまでの研修生募集から変更してプロジェクトごとに参加者を募集しています。

WSディレクター・ノート

学校に行ったことのある人なら誰もが修学旅行を体験したことがあると思います。行かなかったり行けなかったりした人でも修学旅行について考えた経験はあるでしょう。では今長崎に2泊3日の修学旅行に行くとしたら、どんなテーマでどこを訪問するコースをつくりますか?長崎の観光ツールとして開発された「長崎さるく」を参照し、また、自分が体験した修学旅行を思い出しながら、それぞれの「長崎修学旅行」のプランをつくっていきます。既存のリソースのどこをどう変えると町歩きが演劇作品になるのでしょう?その違いはどこにあるのでしょうか?具体的なプランをつくる作業を通じて、ツアーパフォーマンス、ドラマトゥルギー、ワークショップという3つの要素について考察していきます。

高山明

ワークショップ参加者 募集要項

▼ 参加対象者
・日本語でのコミュニケーションが可能な方
・ZOOMを利用したオンラインでの参加が可能な方
・作品やアートプロジェクトの制作を学びたい方
・ドラマトゥルギーについて学びたい方
・ツアーパフォーマンス制作の発想や理論を知りたい方
・修学旅行や観光ツアーのコース開発に興味がある方
・新たなワークショップ開発に関心のある方
・演劇的な発想を学びたい方
・同時代の芸術表現を実践的に問い直そうとする、アーティスト、演出家、映像作家、プロデューサー、キュレーター、研究者、エンジニア、建築家、編集者、プロジェクトマネージャーなど
・学生の応募不可(博士課程を除く。ただし応相談)

実施期間2021年12月〜2022年1月 全3回を予定
実施方法基本的にZOOMを使用したオンラインでの開催
定員20名程度
参加費無料
募集期間2021年11月17日(水)~12月1日(水)
応募方法受付は終了いたしました
※ 応募の前に説明会の視聴をおすすめします。また、応募者多数の場合には、事務局による選考となります。
選考結果2021年12月初旬にメールで通知
問い合わせRAM Association事務局 geidairam@gmail.com
プロフィール

高山 明 [演出家 / 東京藝術大学大学院映像研究科教授]
1969年生まれ。2002年、Port B(ポルト・ビー)を結成。実際の都市を使ったインスタレーション、ツアー・パフォーマンス、社会実験プロジェクトなど、現実の都市や社会に介入する活動を世界各地で展開している。近年では、美術、観光、文学、建築、都市リサーチといった異分野とのコラボレーションに活動の領域を拡げ、演劇的発想・思考によって様々なジャンルでの可能性の開拓に取り組む。主な作品に『シドニー歌舞伎プロジェクト』、『ワーグナー・プロジェクト』(横浜、フランクフルト、大分)、『マクドナルド放送大学』(フランクフルト、ベルリン、東京、金沢、香港、ブリュッセル)、『ヘテロトピア・シリーズ』(東京、台北、アテネ、ベイルート、アブダビ、リガ、フランクフルト)、『横浜コミューン』(横浜)、『前橋聖務日課』(前橋)、『国民投票プロジェクト』(東京、福島ほか)、『完全避難マニュアル』(東京、フランクフルト)、『個室都市シリーズ』(東京、京都、ウィーン)など多数。
http://portb.net/

『東京修学旅行プロジェクトとは?』

『東京修学旅行プロジェクト』とは、演劇的手法で都市や社会に介入するプロジェクトを展開する高山明/Port Bによって、2017年に東京で始動したアートプロジェクトです。実在する修学旅行をベースに、ありうるかも知れない訪問地をコースに加え、国ごとに東京観光ツアーをつくるという方式でこれまでに複数のツアーが制作されています。
2泊3日のツアーとして、2017年に開催された「台湾編」「タイ編」「中国編」に続き、2019年に実施された「クルド編」「中国残留孤児編」「福島編」では、国民国家からはみ出た人々/ 難民を修学旅行の「ガイド」とした東京観光ツアーが展開されました。誰もが知っている「修学旅行」というフォーマットを利用する本プロジェクトは、都市を学びの場に変容させる試みでもあります。

▶『東京修学旅行プロジェクト』アーカイブサイト
https://tokyo-schoolexcursion-project.net/

RAM CHANNEL #03 「本をめぐるドラマトゥルギー」ゲスト=高山 明
〈第1回〉10/2 (SAT) 16:00-
〈第2回〉10/24 (SUN) 15:00-
ライブ配信(YouTube Live)

→→→配信映像公開中!
〈第1回〉https://youtu.be/_qwXrV93uoM

〈第2回〉https://youtu.be/z__RZcqvaBA

RAM CHANNEL #03では、最新刊『テアトロン』(河出書房新社)刊行にあたり、著者である高山明をゲストに迎え、RAMプロデューサーの桂英史と二回連続の対談を実施します。
ブレヒトが北欧に亡命していた時、机の前には「真理は具体的だ」という言葉が貼られていたそうです。本の存在感はいつも具体的であると同時に、優れて啓蒙的です。『テアトロン』という本の啓蒙性をきっかけとして、演劇や現代美術の同時代性や間メディア性はもとより、教育やプロジェクト・ベースド・ラーニングについて、あるいは他者が出会い混淆し真理を探究する場としてのカレッジについて、「具体」を広げていこうと思います。

RAMプロデューサー 桂 英史

開催概要
出演高山 明[演出家, 東京藝術大学大学院映像研究科教授]
桂 英史[メディア研究, 芸術実践論, 東京藝術大学大学院映像研究科教授]
日時〈全2回〉
2021年10月02日(土)16:00-19:00(延長あり)
2021年10月24日(日)15:00-18:00(延長あり)
会場ライブ配信(YouTube Live)
視聴方法無料・予約不要
※ YouTube Liveでのライブ配信となりますので、インターネット接続が安定した環境からのご参加をお願いします。
主催東京藝術大学大学院映像研究科 RAM Association
助成令和3年度文化庁「大学における文化芸術推進事業」
問い合わせRAM Association事務局 geidairam@gmail.com
出演者プロフィール

高山 明 [演出家 / 東京藝術大学大学院映像研究科教授]
1969年生まれ。2002年、Port B(ポルト・ビー)を結成。実際の都市を使ったインスタレーション、ツアー・パフォーマンス、社会実験プロジェクトなど、現実の都市や社会に介入する活動を世界各地で展開している。近年では、美術、観光、文学、建築、都市リサーチといった異分野とのコラボレーションに活動の領域を拡げ、演劇的発想・思考によって様々なジャンルでの可能性の開拓に取り組む。主な作品に『シドニー歌舞伎プロジェクト』、『ワーグナー・プロジェクト』(横浜、フランクフルト、大分)、『マクドナルド放送大学』(フランクフルト、ベルリン、東京、金沢、香港、ブリュッセル)、『ヘテロトピア・シリーズ』(東京、台北、アテネ、ベイルート、アブダビ、リガ、フランクフルト)、『横浜コミューン』(横浜)、『前橋聖務日課』(前橋)、『国民投票プロジェクト』(東京、福島ほか)、『完全避難マニュアル』(東京、フランクフルト)、『個室都市シリーズ』(東京、京都、ウィーン)など多数。
http://portb.net/

桂 英史 [メディア研究, 芸術実践論, 東京藝術大学大学院映像研究科教授]
専門はメディア理論、芸術実践論、図書館情報学。主な著作として、『インタラクティヴ・マインド』、『図書館建築の図像学』、『東京ディズニーランドの神話学』、『人間交際術 コミュニティ・デザインのための情報学入門』、『せんだいメディアテーク コンセプトブック』(共編著)、『先端芸術宣言』(共編著)などのほか、最新刊として『表現のエチカ 芸術の社会的な実践を考えるために』(青弓社)がある。東京藝術大学大学院映像研究科教授。東京藝術大学大学院映像研究科が主催するノンディグリープログラム「RAM Association」のプロデューサーを務める。

ARTISTS

Akari Yasuda-Akiki / 池添 俊 / 岩根 愛 / 上野貴弘 / 武政朋子 / 田中永峰良佑 / Dino Rib / Ha miwako / 間庭裕基 / 三枝 愛 / 山科晃一 / Yuni Hong Charpe / 羅 絲佳 / 朝倉千恵子 / 宇佐美奈緒 / 川上大雅 / 倉谷 卓 / 佐藤貴宏 / シェレンバウム ゾエ / 柴田 悠 / タゴチャン / 土本亜祐美 / トモトシ / 万里 Madeno / 大和由佳 / 吉田高尾 / 李 和晋 / チーム・チープロ / 青柳菜摘+佐藤朋子 / Ad Mornings / カニエ・ナハ / 玄 宇民+金 益鉉 / 潘 逸舟 / 新しい都市の使い方 / 紀行文アンソロジープロジェクト / pose collective ※順不同

EVENT

3月26日(金)
10:00- WORKING PROGRESS 《トラベローグ パーキングロット》カニエ・ナハ(詩人)
14:00-14:30 PERFORMANCE 《皇居ランニングマン》チーム・チープロ(パフォーマンス・ユニット)
16:30-16:50 LIVE 「LIVE:GROUND REVERSE 」[企画:岩根 愛(写真家)]
17:30-17:45 PERFORMANCE 《she/shed》朝倉千恵子(アーティスト/俳優)

3月27日(土)
14:00-17:00 PERFORMANCE 《「はさむ」ワークショップ 》Yuni Hong Charpe(アーティスト)
17:00-17:15 PERFORMANCE 《she/shed》朝倉千恵子
17:30-18:00 PERFORMANCE 《皇居ランニングマン》チーム・チープロ

3月28日(日)
10:00- WORKING PROGRESS 《オープンマイク パーキングロット》カニエ・ナハ
17:00-17:15 PERFORMANCE 《she/shed》朝倉千恵子
17:30-18:00 PERFORMANCE 《皇居ランニングマン》チーム・チープロ

[配信コンテンツ]
3月26日(金) 19:30-21:15 TALK & LIVE
TALK Decades (No1. 2000_20)刊行記念
GUEST: 沈昭良(写真家) × 岩根愛(写真家) × 司会: 和田信太郎
LIVE: GROUND REVERSE

3月27日(土)19:30-22:00
RAM CHANNEL #02「美術の未来を透視する」
黒澤浩美(金沢21世紀美術館 チーフ・キュレーター) × 桂英史(メディア研究/芸術実践論) × 高山明(演出家)

INFO
会期2021年3⽉26⽇[金] - 28⽇[日]
時間10:00 - 18:00
入場無料(事前予約制)
予約受付受付は終了しました
会場東京藝術大学 横浜校地 元町中華街校舎
(神奈川県横浜市中区山下町116)
● JR京浜東北線・根岸線石川町駅 北口より徒歩6分
● みなとみらい線元町・中華街駅 3番出口より徒歩6分
参加作家Akari Yasuda-Akiki / 池添 俊 / 岩根 愛 / 上野貴弘 / 武政朋子 / 田中永峰良佑 / Dino Rib / Ha miwako / 間庭裕基 / 三枝 愛 / 山科晃一 / Yuni Hong Charpe / 羅 絲佳 / 朝倉千恵子 / 宇佐美奈緒 / 川上大雅 / 倉谷 卓 / 佐藤貴宏 / シェレンバウム ゾエ / 柴田 悠 / タゴチャン / 土本亜祐美 /トモトシ / 万里 Madeno / 大和由佳 / 吉田高尾 / 李 和晋 / チーム・チープロ / 青柳菜摘+佐藤朋子 / Ad Mornings / カニエ・ナハ / 玄 宇民+金 益鉉 / 潘 逸舟 / 新しい都市の使い方 / 紀行文アンソロジープロジェクト / pose collective ※順不同
主催東京藝術大学大学院映像研究科 RAM Association
助成令和2年度文化庁「大学における文化芸術推進事業」
問い合わせRAM Association事務局 geidairam@gmail.com
CREDIT

プロデューサー| 桂 英史、高山 明
ディレクター| 和田信太郎

[EXHIBITION]
キュレーションチーム|和田信太郎 / 戸石あき(lemna) / 村田萌菜
制作・進行| 村田萌菜
会場構成・設計| 戸石あき(lemna)
インストール| 有瀧隼人 / 井上 徹(オル太) / 内海 拓 / 大里 淳 / 栗脇 剛 / 斉藤隆文(オル太) / 櫻井駿介(群落) / 宍倉志信 / 龍村景一 / 山岸耕輔 / 平塚知仁 / 吉田真也
デザインサポート| 大里 淳 / 櫻井駿介(群落)
上映室制作・進行| 田郷美沙子 / 志村茉那美 / 岡 千穂
イベント制作・進行| 佐藤朋子/ 中島百合絵
記録撮影| 大塚敬太 / 澤本 望

制作統括| 中島百合絵
広報| 西本健吾
グラフィックデザイン| 山田悠太朗

主催| 東京藝術大学大学院映像研究科 RAM Association
助成| 令和2年度文化庁「大学における文化芸術推進事業」

問い合わせ| RAM Association事務局

上映プログラム

Program A
地主麻衣子《 メキシコシティの探偵 》
佐藤貴宏《 THE FUNNY HOUSE IS GONE 》
李 和晋《 イメージをさがして 》
田村友一郎《 MJ 》
Akari Yasuda-Akiki《 9,000スクエアフィート 》

Program B
潘 逸舟《 negative rotation 》
シェレンバウム ゾエ 《 島の蝕 》
山科晃一《 思慕 》
カニエ・ナハ《 NINE PAUSES 》
オル太《 超衆芸術スタンドプレー 》

Program C
玄 宇民 + 金 益鉉《 足跡を踏むと If you take a Ferris wheel 정오의 태양을 보면 2010 – 2021 》
是恒さくら《 saudade 》
タゴチャン《ボディビル》
地主麻衣子《 Lip Wrap / Air Hug / Energy Exchange 》
田上 碧《 触角が無限にのびる虫 》

Program D
東方悠平《 A to Bit Coin #2 》
青柳菜摘《 冨士日記 》
上野貴弘《 不知八幡森 》
山形一生《 Rootless 》
三野 新《 アフターフィルム 》

INFO
上映期間2021年3⽉21⽇[日]10:00 - 4月4日[日]24:00
※ 期間中いつでもご視聴いただけます。
視聴方法要申込み・無料。
視聴申込サイトよりお申込みいただいた方に、視聴用URLをお送りします。
視聴申込受付は終了しました
参加作家Akari Yasuda-Akiki / 上野貴弘 / 三野 新 / 山科晃一 / 佐藤貴宏 / シェレンバウム ゾエ / 李 和晋 / タゴチャン / 青柳菜摘 / オル太 / カニエ・ナハ / 玄 宇民 + 金 益鉉 / 潘 逸舟

[GUEST]
是恒さくら / 田上 碧 / 田村友一郎 / 地主麻衣子 / 東方悠平 / 山形一生
主催東京藝術大学大学院映像研究科 RAM Association
助成令和2年度文化庁「大学における文化芸術推進事業」
問い合わせRAM Association事務局 geidairam@gmail.com
CREDIT

プロデューサー| 桂 英史、高山 明
ディレクター| 和田信太郎

[ONLINE SCREENING]
制作・進行| 佐藤朋子 / 田郷美沙子
整音| 松本祐一
制作サポート| 志村茉那美
制作統括| 中島百合絵
広報| 西本健吾
グラフィックデザイン| 山田悠太朗

主催| 東京藝術大学大学院映像研究科 RAM Association
助成| 令和2年度文化庁「大学における文化芸術推進事業」
問い合わせ| RAM Association事務局

《RAM PRACTICE 2021》EXHIBITION 配信イベント

3/27 (SAT) 19:30-
RAM CHANNEL #02 美術の未来を透視する
→→→映像アーカイヴ公開中!

 RAMの新しい試みとして始まったオンライントークRAM CHANNEL、第一回はRAMのプロデューサーであり、そもそもの仕掛人である桂英史さんにご登壇いただきました。続く第二回は、キュレーターの黒澤浩美さんをRAMが主催する展覧会RAM PRACTICEにお招きします。
 黒澤さんは、水戸芸術館、草月美術館を経て、金沢21世紀美術館建設準備室に参加され、2004年の開館記念展以降、直近の『ダブル・サイレンス』(ミヒャエル・ボレマンスとマーク・マンダースの二人展)に至るまで、数多くの展覧会を企画されています。『ダブル・サイレンス』展のような「正当かつバリバリの」現代美術を見事な展覧会にする一方、その傍らでは『村上慧 移住を生活する』の企画展を催し、村上さんは展覧会の期間中発泡スチロールを素材にした自作の「家」を背負って能登を一周していました。しかも、村上さんの「家」(二号機)は金沢21世紀美術館にコレクションされるというのです。また、私事で恐縮ですが、『マクドナルドラジオ大学』をコレクションすべく動いてくださったのも黒澤さんで、一昨年のコレクション展では美術館内に「マクドナルドラジオ大学」を開設しました。そして今度は『ワーグナー・プロジェクト』、美術館内に「ヒップホップの学校」を出現させます。
要するに、黒澤さんは大変に過激で、とんでもない人なのです。
 そんな黒澤さんをRAM PRACTICEにお招きし、気になった作品を講評していただけたらと考えています。しかし講評はおそらくトークのイントロに過ぎません。桂さんとのトークは展覧会を離れ、RAMについて、アソシエーション(組合)というあり方について、美術館について、美術マーケットについて、マーケットでは扱ってもらいづらい映像やパフォーマンスについて、美術と社会の関係について、「表現のエチカ」について、ブロックチェーンがもたらす美術マーケットの変化について・・・等々、様々な方向に広がっていくに違いありません。その議論は、美術の同時代性を問い直しながら、美術の未来を透視する試みになるでしょう。

RAMプロデューサー 高山 明

開催概要
出演黒澤浩美 [金沢21世紀美術館チーフ・キュレーター]
桂 英史[メディア研究, 芸術実践論, 東京藝術大学大学院映像研究科教授]
高山 明[演出家, 東京藝術大学大学院映像研究科教授]
日時2021年3月27日(土)19:30-22:00
会場ライブ配信(YouTube Live)
視聴方法
無料・予約不要
※ YouTube Liveでのライブ配信となりますので、インターネット接続が安定した環境からのご参加をお願いします。
主催東京藝術大学大学院映像研究科 RAM Association
助成令和2度文化庁「大学における文化芸術推進事業」
問い合わせRAM Association事務局 geidairam@gmail.com
出演者プロフィール

黒澤浩美 [金沢21世紀美術館チーフ・キュレーター]
ボストン大学(マサチューセッツ州、アメリカ合衆国)卒業後、水戸芸術館(茨城)、草月美術館(東京)を経て2003年金沢21世紀美術館建設準備室に参加。建築、コミッションワークの企画設置とコレクションの構築に関わる。2004年の開館記念展以降、多数の展覧会を企画。「オラファー・エリアソン」「ホンマタカシ」「ス・ドホ」「フィオナ・タン」「ジャネット・カーディフ&ジョージ・ビュレス・ミラー」「ミヒャエル・ボレマンス&マーク・マンダース」など、国内外で活躍する現代美術作家と作品を紹介。ミュージアム・コレクションの選定、小中学校連携や幅広い年齢の来館者に向けた教育普及プログラムも企画実施。2011年City Net Asia(ソウル、韓国)、2017年OpenArt(エレブロ、スウェーデン)、2018年東アジア文化都市(金沢)の総合キュレーター

桂 英史 [メディア研究, 芸術実践論, 東京藝術大学大学院映像研究科教授]
専門はメディア理論、芸術実践論、図書館情報学。主な著作として、『インタラクティヴ・マインド』、『図書館建築の図像学』、『東京ディズニーランドの神話学』、『人間交際術 コミュニティ・デザインのための情報学入門』、『せんだいメディアテーク コンセプトブック』(共編著)、『先端芸術宣言』(共編著)などのほか、最新刊として『表現のエチカ 芸術の社会的な実践を考えるために』(青弓社)がある。東京藝術大学大学院映像研究科教授。東京藝術大学大学院映像研究科が主催するノンディグリープログラム「RAM Association」のプロデューサーを務める。

高山 明 [演出家, 東京藝術大学大学院映像研究科教授]
1969年生まれ。2002年、Port B(ポルト・ビー)を結成。実際の都市を使ったインスタレーション、ツアー・パフォーマンス、社会実験プロジェクトなど、現実の都市や社会に介入する活動を世界各地で展開している。近年では、美術、観光、文学、建築、都市リサーチといった異分野とのコラボレーションに活動の領域を拡げ、演劇的発想・思考によって様々なジャンルでの可能性の開拓に取り組む。主な作品に『シドニー歌舞伎プロジェクト』、『ワーグナー・プロジェクト』(横浜、フランクフルト、大分)、『マクドナルド放送大学』(フランクフルト、ベルリン、東京、金沢、香港)、『ヘテロトピア・シリーズ』(東京、台北、アテネ、ベイルート、アブダビ、リガ、フランクフルト)、『横浜コミューン』(横浜)、『前橋聖務日課』(前橋)、『国民投票プロジェクト』(東京、福島ほか)、『完全避難マニュアル』(東京、フランクフルト)、『個室都市シリーズ』(東京、京都、ウィーン)など多数。
http://portb.net/

インターメディア型
プロジェクト・ベースド・ラーニング実践プログラム

主催
東京藝術大学大学院映像研究科
助成
令和3年度 文化庁「大学における文化芸術推進事業」