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東京藝術大学大学院映像研究科が主催する人材育成事業geidaiRAM(Research-based Arts Management)では、一般公開のレクチャー・シリーズを開催しています。社会を巡る状況が大きく変化しつつある中、日本におけるアートマネジメントやアートプロジェクトを問い直し、地域やコミュニティとアートの関係を捉え直すために、geidaiRAMでvはさまざまなゲストを招いて公開で議論することで、社会に問いを開いていきたいと思います。

シリーズ第2回目の今回は、現在開催中のヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展日本館のコミッショナーを務め、オランダの建築設計組織OMAのシンクタンクAMOで展覧会の企画運営と書籍編集に携わってきた太田佳代子さんを講師にお迎えします。

1999年にOMAのシンクタンクAMOを設立したレム・コールハースと長年に渡り数々のプロジェクトに携わってきた太田氏。これまでに手がけられたお仕事から、リサーチ・編集・ドキュメントなど、作品やプロジェクトを社会に接続する手法の可能性をうかがいます。アートを社会にひらくためにも重要な示唆が得られることでしょう。建築の最前線から社会的なプロジェクトの本質を探ります。ふるってご参加ください。

【入場無料・事前予約不要|受講生以外の方もご参加頂けます】
日時:8月5日(火)18:30〜21:30
場所:東京藝術大学上野キャンパス美術学部中央棟1F第1講義室 (http://www.geidai.ac.jp/access/ueno)
主催:東京藝術大学大学院映像研究科
平成26年度文化庁「大学を活用した文化芸術推進事業」

講師プロフィール:
太田佳代子(おおた・かよこ)
建築キュレーター|2014年ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展日本館コミッショナー 2012年まで10年間、オランダの建築設計組織OMAのシンクタンクAMOで展覧会の企画運営と書籍編集に携わる。2010・2006年ヴェネチア建築ビエンナーレAMO展(共同)、2005~2009年プラダ「Waist Down」、2003・2004年OMA-AMO回顧展「Content」、2009年深圳・香港都市建築ビエンナーレのキュレーターを務める。編集したおもな書籍にProject Japan: Metabolism Talks… (Taschen 2011、平凡社2012)、Post-Occupancy(Editoriale Domus 2005)、Waist Down(DAP 2005)など。2004年DOMUS副編集長。1993年まで建築・都市ワークショップ共同主宰、「Telescope」共同編集。第14回ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展日本館コミッショナー。

企画・運営 : geidaiRAM
広報協力 : 熊倉優子(geidaiRAM)
デザイン : 渡辺真太郎(geidaiRAM)