ドキュメンタリー映画は山本太郎という現象を表象し得るか。
山本太郎のポピュリズムはドキュメンタリー映画で表現されているか。
映画『Beyond the Waves』の上映に併せて、「表現の自由と〈国家権力〉」「左派ポピュリズムとメディア環境」などをテーマにアフタートークも開催。

|上映作品|
《BEYOND THE WAVES》
(監督:アラン・ドゥ・アルー /2018/ベルギー/65分)
俳優としてのキャリアを捨て、参議院議員となった山本太郎氏に関するドキュメンタリー作品。
ナショナリズム、外国人嫌悪、再軍備に向かう日本を、その流れに逆らう反抗者の目を通して映し出す。反抗者・山本太郎のあがき、ためらいは、今日の日本社会というステレオタイプな思考を超え、右傾化政治の復活という普遍的な問題を提起している。
>>> 予告編

|トーク出演|
中島岳志[政治学者, 東京工業大学リベラルアーツ研究教育院教授]
高山 明[演出家, 東京藝術大学大学院映像研究科教授]
桂 英史[メディア研究, 東京藝術大学大学院映像研究科教授]
山本太郎[れいわ新選組代表] (ビデオレターでの参加予定)

|日時|
2019年12月19日 [木] 18:30-21:00(開場18:00)

|入場|
無料/事前予約(定員180名)

|予約 フォーム|
https://forms.gle/5VYAmu3cxKrtodmv9
※申込多数となり予約受付を締め切らせていただきました。

|場所|
東京藝術大学 上野校地 中央棟第一講義室
〒110-8714 東京都台東区上野公園12-8

|アクセス|

JR上野駅(公園口)、東京メトロ千代田線上野駅(7番出口)より徒歩15分
東京メトロ日比谷線・銀座線(1番出口)より徒歩10分
京成電鉄京成上野駅(正面口)より徒歩15分
JR上野駅公園口から台東区循環バス「東西めぐりん」(東京芸術大学経由)で4分、
停留所「東京芸術大学」下車(30分間隔)
※駐車場はございませんので、お車での来場はご遠慮ください。

[ MAPはこちら ]

|お問合せ|
geidairam@gmail.com

|WEBサイト|
http://geidai-ram.jp/event/2753/

主催|東京藝術大学大学院映像研究科 RAM Association
協力|ビヨンド・ザ・ウェイブス自主上映連絡会、れいわ新選組
助成|2019年度文化庁「大学における文化芸術推進事業」

 

|プロフィール|

中島岳志 [政治学者,東京工業大学リベラルアーツ研究教育院教授]
1975年、大阪生まれ。大阪外国語大学でヒンディー語を専攻。京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科でインド政治を研究し、2002年に『ヒンドゥー・ナショナリズム』(中公新書ラクレ)を出版。また、近代における日本とアジアの関わりを研究し、2005年『中村屋のボース』(白水社)を出版。大仏次郎論壇賞、アジア太平洋賞大賞を受賞する。学術博士(地域研究)。著書に『ナショナリズムと宗教』(春風社)、『パール判事』(白水社)、『秋葉原事件』(朝日新聞出版)、『「リベラル保守」宣言』(新潮社)、『血盟団事件』(文藝春秋)、『岩波茂雄』(岩波書店)、『アジア主義』(潮出版)、『下中彌三郎』(平凡社)、『親鸞と日本主義』(新潮選書)、『保守と立憲』(スタンドブックス)、『超国家主義』(筑摩書房)などがある。
北海道大学大学院法学研究科准教授を経て、現在、東京工業大学リベラルアーツ研究教育院教授。
特技は囲碁(アマ6段)。子供のころから熱狂的な近鉄バファローズのファンで、球団消滅後は楽天ゴールデンイーグルスを応援。近年は野球よりも相撲観戦に熱が入る。

 

高山 明 [演出家, 東京藝術大学大学院映像研究科教授]
1969年生まれ。2002年、Port B(ポルト・ビー)を結成。実際の都市を使ったインスタレーション、ツアー・パフォーマンス、社会実験プロジェクトなど、現実の都市や社会に介入する活動を世界各地で展開している。近年では、美術、観光、文学、建築、都市リサーチといった異分野とのコラボレーションに活動の領域を拡げ、演劇的発想・思考によって様々なジャンルでの可能性の開拓に取り組む。主な作品に『シドニー歌舞伎プロジェクト』、『ワーグナー・プロジェクト』(横浜)、『マクドナルド放送大学』(フランクフルト)、『ピレウス・ヘテロトピア』(アテネ)、『北投ヘテロトピア』(台北)、『横浜コミューン』(横浜)、『東京ヘテロトピア』(東京)、『国民投票プロジェクト』(東京、福島ほか)、『完全避難マニュアル』(東京)など多数。東京藝術大学大学院映像研究科教授。
http://portb.net/

 

桂 英史 [メディア研究, 東京藝術大学大学院映像研究科教授]
東京藝術大学大学院映像研究科教授。専門はメディア研究、芸術実践論。せんだいメディアテーク(仙台市)やメディアセブン(川口市)など、国内外で新しい公共文化施設のプランニングに携わる。主な著作には、『インタラクティヴ・マインド』、『図書館建築の図像学』、『東京ディズニーランドの神話学』、『人間交際術 コミュニティ・デザインのための情報学入門』、『せんだいメディアテーク コンセプトブック』(共編著)、『先端芸術宣言』(共編著)などがあり、近刊予定として『表現のエチカ〜芸術の社会的な実践を考えるため(仮題)』(青弓社)がある。藝大大学院映像研究科が主催するノンディグリープログラム「RAM Association(旧称geidaiRAM2)」のプロデューサーを務める。

 

|《BEYOND THE WAVES》予告編|

2019-12-04|