伊東友子+時里充《めくる映像》

「GEIDAI BIBLIOSCAPE 2019 – オブジェとしての本」展示作品
 RAM Guest Artist

めくる映像

「めくる映像」シリーズに登場するのは、本と、それをめくる手です。
本を読むために私たちは自らの手でページをめくりますが、 視界に入ってくるはずの手は、本のテキストに関係なく、意識の外側にあります。
本シリーズの映像の中に登場する手は、すでにテキストが印刷された本を制御する存在です。
ページがめくられていくことと、映像が流れていくこと。二つの時間はちぐはぐです。
テキスト、本、めくる手、映像。それらをつなぎあわせるのも、離れさせるのも、鑑賞者のみなさまなのです。
ディスプレイに現れているものは、それらが未分化のまま、一層になったものです。

( 年, 映像)

 

 

 

[ プロフィール ]
伊東友子
多摩美術大学大学院美術研究科修了。文字・言葉に纏わる制作および執筆を行う。

時里 充
岐阜県立国際情報科学芸術アカデミー、多摩美術大学卒業。画面やカメラに関する実験と観察を行い、作品を制作発表している。
http://tokisato.info/