「GEIDAI BIBLIOSCAPE 2019 – オブジェとしての本」展示作品
 RAM Intern

 

《 建国神話リサーチセンター 資料室/《収奪された民》の為の建国神話論集成 》

「EAC 東アジア共同体」は歴史の軛を超克し、「民族」や「国家」を超えた共同体を創設することを目指す組織である。「EAC」ではいくつかの実践をスタートした。例えば共同の歴史教科書の作成やダブルスパイの育成である。同時にひとつの資料室が立ち上げられた。「建国神話リサーチセンター・資料室」、共同の建国神話を作り出すことを目指すリサーチャーコレクティブである。
センターは、日本のある国立大学の図書館の片隅に資料室を構え、建国神話を断片化して収集。同時に建国神話にとどまらず、神話と交換可能な素材として、口承の民話、神社の縁起、独裁者の宣言文、独立運動の檄文、オーナー企業の創業理念なども同様に断片化しコレクション。そして神話群の集成としての全集の発行を行っている。
「建国神話リサーチセンター」は、あらゆる民族のニーズに合わせて選択可能な共同の建国神話群を創生し、きたるべき「東アジア共同体」設立の地ならしを目指した組織なのである。

(2019年-, インスタレーション)

 

 

 

放送局でテレビ番組ディレクターとして、ドキュメンタリーや情報番組を中心に企画制作を行っている。2008年から写真を用いた作品制作に取り組んでいる。2014年写真展「窓−Our Windows−」(東京 エプサイト)、2015年スライドショーセッション「消失の彼方へ」(東京 ガーディアンガーデン)、2015年ラトビアの国際写真教育プログラムISSP(Jim Goldbergクラス)参加。
東京大学・法学部・政治コース卒。 RAMインターン。EAC東アジア共同体・建国神話リサーチセンター・リサーチャー。
http://www.madeno.net/