「GEIDAI BIBLIOSCAPE 2019 – オブジェとしての本」イベント
DAY1:オル太
《Daily drawing, Daily page》vol.29
一冊の本をめぐって、順に参加者は朗読しあい、同時にその言葉を手がかりにドローイングを描きます。文字を読み、音を聞き、線や形に表して、一冊の本との関係性を開いていくことで新しい余白を立ち上げていきます。自分が描いたドローイングがいつの間にか他の手に渡り筆が重ねられ、新しいかたちになって戻り、朗読で本が巡るように絵も巡る誰でも参加可能なドローイング・パフォーマンスです。今回の朗読本は土方巽著『病める舞姫』です。紙の上で粘土と木炭を用いて、手と足でドローイングしていきます。
|スケジュール|
9/6(金) 14:00 – 18:30
オル太 [アーティスト・コレクティブ]
井上徹、川村和秀、斉藤隆文、長谷川義朗、メグ忍者、Jang-Chiの6名からなる表現集団。2009年結成。いずれも多摩美術大学絵画学科油画専攻出身。人間の根源的な欲求や感覚について、自らの身体を投じたパフォーマンスを通じて問いかけている。これまで参加した主な展覧会に「Hybridizing Earth, Discussing Multitude」(釜山ビエンナーレ, 韓国, 2016)、「パノラマ庭園 – 動的生態系にしるす」(アッセンブリッジ・ナゴヤ, 名古屋, 2016)、「FAKE BONES」(Lilith Performance Studio, スウェーデン, 2015)、「内臓感覚 – 遠クテ近イ生ノ声」(金沢21世紀美術館, 石川, 2013)などがある。
2011年、第14回岡本太郎現代芸術賞展で岡本太郎賞受賞。