志村茉那美《 与えられた値 》

「GEIDAI BIBLIOSCAPE 2019 – オブジェとしての本」展示作品
 メディア映像専攻修士1年 

《 与えられた値 

今日、Amazon やメルカリの普及によって我々は多くの手段で古本を売買できるようになった。 一部の希少価値のある古書とは異なり、古本の多くは出版年月や本の状態を基準として市場価値が決まる。 しかし、線が書き込まれ黄ばんだ古本たちは本当に “汚れた” “価値の低い”本なのだろうか。私は様々な値を与えられた 「夜と霧」を集め、そこから元の持ち主の痕跡を辿ることで古本の市場価値について再考を試みた。

(2019年-, インスタレーション)

 

 

 

京都造形芸術大学 美術工芸学科 現代美術・写真コース卒
ベトナム戦争における枯葉剤被害のリサーチ活動経験をもとに、過去の戦争や災害がもたらした負の遺産との向き合い方について考え続けている。