[Report] 「オブジェとしての本」 レクチャー(桂英史)

 

RAMプロデューサーの桂英史氏による、「オブジェとしての本」をテーマとしたレクチャーを行いました。「本」は時代や社会、思想にどのような影響を与えてきたのか、古典から現代にいたるまで国内外の本にまつわる作品や表現を参照しながら、「読むこと」のマニエリスム、キャビネットの美学、といったキーワードからその在り方を紐解きました。桂氏は研修生の質問に応える形で「本とは、ある秩序を以ってして束ねられたもの」と定義し、作者なりの秩序や独自の構造がパッケージ化されて表現された例として、マルセル・デュシャンの《グリーンボックス》(1934) が紹介されるなど、「本」を再解釈するような機会となりました。今回のレクチャーを受けて、希望する研修生は9月の藝祭期間中に映像研究科と藝大図書館が共同企画するイベントにて、何らかの成果物を発表することを目指します。

 

 

【開催概要】
日時 : 2019年7月30日[火] 19:00-22:00
会場 :東京藝術大学 上野校地 中央棟第二講義室
主催 : 東京藝術大学大学院映像研究科(RAM Association)
助成 : 2019年度文化庁「大学における文化芸術推進事業」

講師:桂英史[メディア研究、図書館情報学/東京藝術大学大学院映像研究科教授]

企画:桂英史
運営:村田萌菜、西本健吾
記録:澤本望
監修:和田信太郎

2019-07-31|