RAMフェローの玄宇民によるシリーズ企画《語りかたのエクササイズ》#05として、語り方研究:ロードムービーと輪読会を開催しました。

語りかた研究:ロードムービーでは、研修生の土本亜祐美が4本のアニメーションを紹介。80年代の手描きアニメから2017年のVR技術を利用したアニメまで概観したことで、議論はロードムービーにおける「主観」やカメラのあり方まで展開しました。

輪読会は玄の博士論文「移動の記憶:マイグレーションの表象可能性について」を取り扱い、玄の作品群とそれに付随する考察を出発点に、映画という形式に見出される可能性や、「なまり」の効果、試みながら撮るための制作方法、固有の事象を普遍化する方法についてなど、実践的な議論が交わされました。

【開催概要】
日時 : 2019年10月5日[土]14:00 - 18:00
会場 :コ本やhonkbooks
主催 : 東京藝術大学大学院映像研究科(RAM Association)
助成 : 2019年度文化庁「大学における文化芸術推進事業」

講師:玄宇民[映像作家/アーティスト]

企画:玄宇民
運営:佐藤朋子, 村田萌菜
記録:村田萌菜
監修:和田信太郎

2019-10-06|