RAM Series Project 

国際社会のなかで生じる経済格差によって移動する人々にフォーカスし、その移動の歴史や当時の社会的状況をリサーチします。また現在における労働や移動の中で生じる言語と身体の関係についても考えていきます。9月におもに神戸を中心に、1930年代に日本から南米に移住した歴史やいま神戸港にある工場を見学しました。いま労働力を受け入れている社会は、約100年前は労働力を送り出す側でもありました。日本からの移民、日本への移民、さまざまな歴史の中で移動する身体はどのように他者の言語や文化と出会ってきたのかをこの企画を通じて深めていけたらと考えています。2020年2月に神戸にてリサーチしてきたことを含めた作品を発表予定です。(潘 逸舟)

潘 逸舟(はん・いしゅ)|美術家
1987年上海生まれ東京在住。2012年、東京藝術大学大学院美術研究科先端芸術表現専攻修了。主な展覧会に「Cross Domain」(金鶏湖美術館, 蘇州, 2018)、「この現実のむこうに」(国際芸術センター青森, 2017)、個展「The Drifting Thinker」(MoCA Pavilion, 上海, 2017)、「Sights and Sounds: Highlights」(ユダヤ博物館, NY, 2016)、「In the Wake – Japanese Photographers Re-spond to 3/11」(ボストン美術館, 2015)などがある。
WEB|hanishu.com

【これまでの開催プログラム】
2019年8月31日[土]いらっしゃいませようこそ #01
2019年12月22日[日]いらっしゃいませようこそ#02 横浜・神戸エクスチェンジトーク

 

2019-09-18|