ビューイング・プログラム #14 《『超衆芸術 スタンドプレー』》

2020年2月7日・8日に、オル太『超衆芸術スタンドプレー』のビューイング・プログラムを開催しました。オル太はRAMフェローのJang-Chiが所属するアーティスト・コレクティブであり、『超衆芸術スタンドプレー』はRAMインターンの新井麻弓の他、タカハシ ‘タカカーン’ セイジ、玉木晶子、山本悠の4人のアーティストをゲストに迎え、ロームシアター京都にて2020年2月8日から11日にかけて上演された作品です。

(写真:田村友一郎)

7日にはゲネプロに参加し、8日に本番初日を鑑賞しました。また、RAM研修生も準備段階から上演にかけて参加し、間近でオル太の制作現場の様子を学びました。

本作品は演劇の文脈における「ドキュメンタリー・シアター」と美術の文脈における「インスタレーション」の双方を引き継ぎながらそれらとは異なる新たな表現手法を探るものであり、パフォーマンス・アートとパフォーミング・アーツの境界を探る試みでもありました。また、そこで行われたパフォーマンスは「笑い」(それはベルクソンの哲学を彷彿とさせる)の観点から都市における「行為」の根源を探るものであり、集団として生きる人間のカリカチュアともっていました。新国⽴競技場の構造モデルとスマートフォンをも模した舞台デザインは、情報の発信と受信がもたらす熱狂の危うさを剔抉しているようにも映るものでした。

今後はこのビューイングプログラムを踏まえ、オル太と本作品に関わったメンバーへのインタビューを通じて、オル太のパフォーマンス論を析出する予定です。

 

【開催概要】
場所 : ロームシアター京都
日時 : 2020年2月7日(金) – 8日(土)

参考リンク:
オル太 『超衆芸術 スタンドプレー』
開催日時: 2020年2月8日(土)–11日(火)
https://rohmtheatrekyoto.jp/event/56645/

主催 : 東京藝術大学大学院映像研究科(RAM Association)
助成 : 2019年度文化庁「大学における文化芸術推進事業」
協力:ロームシアター京都

企画:和田信太郎
運営:西本健吾
記録:西本健吾

2020-03-31|