「RAM PRACTICE – ポストドキュメンタリーをめぐって」上映作品
GUEST ARTIST
荒木 悠《利未記異聞 | WRONG REVISION》
《利未記異聞 | WRONG REVISION》
瀬戸内海沿岸や九州地方に古くから伝わる風習・干し蛸の背後にはキリスト教伝来が深く関わっていたことを仄めかす映像作品。芥川龍之介の短篇小説『煙草と悪魔』(1916年)を原作に添え、その内容を大幅に改訳。岡山芸術交流で発表した本作は、5つの部屋を使ったインスタレーションとして発表した。
(2016年, 15 min)
荒木 悠 [美術家・映像作家]
1985年生まれ。2010年東京藝術大学大学院映像研究科メディア映像専攻修士課程修了。2017-8年光州の国立アジア文化殿堂およびアムステルダムのライクスアカデミーにゲスト・レジデントとして滞在。近年の主な展覧会に国立国際美術館、岡山芸術交流2016、ジョアン・ミロ財団現代美術研究センター、ダラス・コンテンポラリーなど。2018年には《利未記異聞》と共同監督を務めた《Mountain Plain Mountain》の二作品が第47回ロッテルダム国際映画祭に正式招待され、後者はタイガー・アワードを受賞。2019年、第5回フューチャー・ジェネレーション・アートプライズのファイナリストに選出される。