RAM Series Project
玄宇民《 語り方のエクササイズ 》

アイデンティティや社会問題、土地性だけがドキュメンタリーの出発点ではありません。個別のモチーフについて適切な語り方を発見するということはもちろん必要ですが、語り方や語りのリズムと戯れることからも新たな映像ドキュメンタリーの可能性は生まれるはずです。このプログラムではいくつかの角度から「新しい語り方」について議論する場を設けます。ある結論に到達することよりも、できるだけ多様な実例に触れることを目指しています。

【 A 語り方研究 】
ひとつの語りのフレームを取り上げ、検討してゆきます。例えば「ロードムービー」「モノローグ」「日記」などのテーマを決めそれにまつわる作品の実例を持ち寄り、その手法と効果を検討します。

【 B メイキング・イン・プログレス 】
制作のプロセスは時として作品以上に豊かなものを含んでいることがあります。そうした「豊かなプロセス」を捉えた実例(ドキュメント本・映像)を持ち寄り、共有します。

【 C 輪読会 】
ポスト・ドキュメンタリーにまつわる文献の輪読会です。

(玄 宇民)

玄 宇民(げん・うみん)| 映像作家・アーティスト
1985 年東京生まれ。生まれた地を離れた人々のありようと移動の記憶、マイグレーションをテーマに映像作品を制作。主な作品は韓国系移民の若者をインタヴューした《NO PLACE LIKE HOMELAND》(2011)、韓国の実在したフェリーを舞台にしたロードムービー《OHAMANA》(2015)、戦前の日本に暮らした韓国人女性飛行士の足取りを俳優と共にたどる《未完の旅路への旅》(2017)など。2016年以降ソウル独立映画祭(韓国)、Taiwan International Video Art Exhibition(台湾)、ディアスポラ映画祭 (韓国)などで作品上映。東京大学文学部美学芸術学専修卒業。東京藝術大学大学院映像研究科メディア映像専攻修士、同博士後期課程修了。2019年アーツコミッション・ヨコハマ クリエイティブ・チルドレン・フェローシップ。
WEB | http://vimeo.com/woominhyun

【これまでの開催プログラム】
2019年6月23日[日]語り方のエクササイズ #01 オリエンテーション
2019年7月21日[日]語り方のエクササイズ #02 語り方研究:ロードムービー
2019年9月1日[日]語り方のエクササイズ #03 スライドショーワークショップ
2019年9月21日[土]語り方のエクササイズ #04 スライドショーワークショップ
2019年10月5日[土]語り方のエクササイズ #05 語り方研究:ロードムービー+輪読会
2019年10月28日[月]語り方のエクササイズ #08 ビューイング&ゲストトーク《ナラティブの立ち上げかた》
2019年11月9日[土]語り方のエクササイズ #09 語り方研究:インタヴュー
2019年11月27日[水]語り方のエクササイズ #10 リサーチ・イン・プログレス
2019年12月17日[火]語り方のエクササイズ #11 輪読会

2020-01-01|