geidaiRAM2では、2018年8月、仙台にて台南芸術大学の龔卓軍(ゴン・ジョジュン)氏を招聘し、アーティストでパリ国立高等芸術学院教授の川俣正氏と対話の機会を設けて、芸術実践をめぐって議論をかさね、国内外のネットワーク拡充をめざしました。
龔氏が副CEOを務める台湾当代文化実験場[C-LAB]にて、パリ国立高等芸術学院(エコール・デ・ボザール)の学生たちと、geidaiRAM2の研修生およびメディア映像専攻の学生たちが集い、台湾の人々も加わり川俣氏が始動するアートプロジェクトの立ち上げに参加します。
C-LABとは、空総創新基地という国防部空軍の総司令部跡地を芸術特区として再編しようとする計画進行中の国家プロジェクトであり、新たしいアートプロジェクトがいくつか立ち上がっていくなかで、《C-LAB|現地開放 Open In-Situ》と題して、3日間にわたりワークショップとフォーラムの2部構成によって、サイトスペシフィックをテーマに実験的なスペースにおける可能性をプランニングし議論します。
日時:2018年12月18日(火)-12月20日(木)
場所:台湾現代文化研究所(C-LAB)工作坊2F
共同企画:台湾現代文化研究所(C-LAB)
講師プロフィール:
川俣正 [アーティスト]
フランス、パリ国立高等芸術学院教授。既存の美術表現の枠組みを超えていく試みを実践してきた。建築や都市計画、歴史学や社会学、日常のコミュニケーション、あるいは医療にまで及ぶ分野と関わる。海外でよく知られている日本人アーティストのひとり。
龔卓軍 [国立台南藝術大学 准教授/Art Critique of Taiwan〔ACT〕編集長]
国立台南藝術大学准教授。美術誌『Art Critique of Taiwan(ACT)』編集長。G.バシュラール、M.メルロー=ポンティ、C.G.ユングの中国語(繁体字)翻訳者。チーフキュレーターを務めた『近未来的交陪:2017蕭壠国際現代芸術祭』が、第16回台新芸術賞を受賞。
参考リンク:
《 Revisiting the In-situ 》
https://clab.org.tw/event/%E7%8F%BE%E5%9C%B0%E9%96%8B%E6%94%BE-open-in-situ-%E5%B7%A5%E4%BD%9C%E5%9D%8A%EF%BC%8B%E8%81%9A%E7%9C%BE%E8%AB%87/