RAMフェローの潘逸舟によるシリーズ企画「いらっしゃいませようこそ」の初回オリエンテーションを兼ねて、潘の過去作品を参照しながら、制作意図や通底するテーマ、自身の身体や映像をどのように捉え素材として扱っているのかなどを議論しました。

世界や社会といった言葉をつかうとき、その指すところや見えているものは人によって全く異なる前提を強調したうえで、潘氏にとって表現とは世界を切りとる一手段であることを提示しました。

後半のディスカッションでは、制作と展示の関係にはじまり、タイトルのつけ方、音へのこだわりなど、作品制作にまつわる具体的な質問が寄せられ、実践のための具体的な意見を交わす場となりました。

 

【開催概要】
日時 : 2019年8月31日[土]15:00 - 20:00
会場 : 東京藝術大学 横浜校地 元町中華街校舎3Fスタジオ
主催 : 東京藝術大学大学院映像研究科(RAM Association)
助成 : 2019年度文化庁「大学における文化芸術推進事業」

講師:潘逸舟[美術家]
進行:和田信太郎

企画:潘逸舟
運営:村田萌菜
記録:澤本望
監修:和田信太郎

2019-09-01|