今福龍太を講師にむかえ奄美論が展開されました。

まず、奄美の作家 島尾敏雄(1917 – 1986)と島尾ミホ(1919 – 2007)について紹介が行われたのちに、夫妻が暮らす奄美群島の加計呂麻島で撮影されたドキュメント映画『ドルチェ——優しく』(監督:アレクサンドル・ソクーロフ/1999年製作/63分/日本・ロシア合作)を鑑賞しました。鑑賞後、今福から映画の解説がなされたのち、参加者を交えたセッションが行われました。

奄美・ロシア・東京が交差しながら、奄美という場所を詩的に思考する手がかりが研修生に提示されました。本レクチャーは、シリーズ企画「ウラ・ムラの隅景」で行われる奄美フィールドサーヴェイの具体的な内容を検討する契機となった。

 

【開催概要】
日時 : 2019年10月27日[日] 14:00 - 17:00
会場 : 東京藝術大学 横浜校地 元町中華街校舎3Fスタジオ
主催 : 東京藝術大学大学院映像研究科(RAM Association)
助成 : 2019年度文化庁「大学における文化芸術推進事業」

講師:今福龍太[人類学者]

企画:今福龍太
運営:西本健吾, 佐藤朋子
記録:澤本望
監修:和田信太郎

2019-10-27|