今福龍太を講師にむかえ、今福氏の新刊『ボルヘス『伝奇集』 迷宮の夢見る虎』(慶應義塾大学出版会, 2019)を中心に、20世紀文学の金字塔・ボルヘスを手がかりとして、書物とは何か、書物について書くこととはどういうことか、書くことについて書くこととはどういうことか、をめぐって議論を重ました。

また、「バベルの図書館」という「完全な図書館」は、正しいことばを授けるわけではないというパラドクスが人間の欲望をさらけ出しているという今福氏の考察から、「バベルの図書館」が何を暗示しているのかについても議論が交わされました。

 

【開催概要】
日時 : 2019年12月22日[日] 15:00 - 17:00
会場 : 東京藝術大学 横浜校地 万国橋校舎3F講義室
主催 : 東京藝術大学大学院映像研究科(RAM Association)
助成 : 2019年度文化庁「大学における文化芸術推進事業」

講師:今福龍太[人類学者]

企画:今福龍太
運営:西本健吾, 佐藤朋子
記録:澤本望, 村田萌菜
監修:和田信太郎

Report Manga : 青柳菜摘(RAMフェロー / アーティスト) | Download PDF

2019-12-22|