RAMフェローのカニエ・ナハによる「詩と言葉のワークショップ」第五回を開催しました。

これまでの活動をふまえ、このプロジェクトでは「紀行文」をテーマに本づくりを開始します。コンテンツを創作するだけでなく、それらをまとめるにはどのような本のかたちがあり得るのか、実践を通じて考えていきます。

初回となる今回は、カニエがこれまでに装丁を手がけた事例について、その仕掛けや考え方を紹介した後、研修生やスタッフがリファレンスとして持ち寄った本を分析しました。

作品集や写真集、展覧会カタログ、詩集、ZINEなど、本のジャンルは多岐に渡り、単に内容だけでなく、読む体験のつくり方や流通させるためのルールや仕様についても話は及びます。

途中、RAMプロデューサーの桂英史から箱に収められた本の事例が紹介される場面もあり、さまざまなリファレンスに刺激を受ける回となりました。

今後は「紀行文」そのものについても思考を深めていきます。

【開催概要】
日時 : 2020年1月22日 [水] 19:00-
会場 : theca(コ本やhonkbooks)
主催 : 東京藝術大学大学院映像研究科(RAM Association)
助成 : 2019年度文化庁「大学における文化芸術推進事業」

講師:カニエ・ナハ[詩人]

企画:カニエ・ナハ
運営:佐藤朋子
記録:村田萌菜
監修:和田信太郎

2020-06-27|