写真:山岸剛


写真:蓮沼昌宏

田中沙季、佐藤朋子がPort B『新・東京修学旅行プロジェクト』クルド編において、「瓦礫から見えてくる東京地下ガイドツアー」を発表しました。現在、東京で建物の解体仕事に従事する人の多くは外国人であり、その中にはクルド人もいます。解体現場で彼らが対面するのは、私たちは知らない東京の地下世界であり、埋められた瓦礫から近代の東京の歴史がうかがえることもあるといいます。クルド編では、かつての東京のランドマーク的存在であり今は無き凌雲閣などをめぐるトルコ系クルド人によるガイドツアーから、浅草/東京の「瓦礫や塔」にまつわるレクチャーパフォーマンス、更には、現在の東京でクルド人コミュニティに寄り添い、独自の活動を続けるゲストを招いたトークをスカイツリーのふもとで開催しました。

プロフィール:
田中 沙季[RAM2スタッフ/Port都市リサーチセンター]
2009年より社会実験的なプロジェクトを展開する創作ユニットPort Bに参加。リサーチ・キャスティング・プロダクションマネジメントを専門に、芸術表現と都市・人・社会の関係を軸に活動する。geidaiRAM2ではリサーチディレクションを担当。

佐藤 朋子[RAM2スタッフ/アーティスト]
1990年長野県生まれ。映像メディアを用いたパフォーマンスを制作。2018年、岡倉覚三(天心)の未完のオペラ “The White Fox” を底本に、もう一つの戯曲があったという設定で、狐と人間の物語である説経節『信太妻』を語り直すレクチャーパフォーマンス『隠された歌』を発表。http://tomokosato.org/

場所:
浅草(東京)

日時:
2018年7月13日(金)〜15日(日)

参考リンク:
Port B「新・東京修学旅行プロジェクト」クルド編
http://portb.net/schoolexcursionkurds

2018-07-15|