レリプカ

インスタレーション(2021)

台上に置かれているのは昭和20~40年代の個人の写真と、何かの道具だった物の欠片をある河川敷で収拾したものです。
私はこれら過去の断片を、『想像の余地はいくらでもあるが、正解にはたどり着けないもの』として等価に扱っています。
壁面にあるのは、写真内の気になった要素を、欠片で模したコラージュです。
断片同士を素材に”復元”したこれらが新しい物語を紡ぐことを期待しつつ、触れられない過去の時間への憧憬として制作しています。




倉谷卓 
Takashi kuraya

1984年山形生まれ。近年は「写真」というメディア/言葉が社会でどう捉えられ、扱われているかを主な関心に制作しています。


参加プログラム
>>>>《RAM PRACTICE 2021》EXHIBITION