《 足跡を踏むと If you take a Ferris wheel 정오의 태양을 보면 2010 – 2021 》
映像(シングルチャンネル, 20min, HD, 2021)
韓国のキュレーター、Gahee ParkとアーティストIkhyun GIM(金益鉉)により企画され、2021年2月にオン・オフラインで行なわれたアートプロジェクト「われわれは海から来た」(www.welcome-to-ogasawara.info)のために制作された作品。「脱出」「密航」「逃亡」などのキーワードを出発点にアイデアを交換したのちにそれぞれが過去に撮影した映像と新たに撮り下ろした映像を共有し、各自が編集した映像を1本につなぎ合わせている。韓国でのオフラインイベントでは地下鉄のホームにあるベンチにこのステッカーが貼られた。
玄宇民
Woomin HYUN
1985年東京生まれ。生まれた地を離れた人々のありようと移動の記憶、マイグレーションをテーマに映像作品を制作。主な作品に『NO PLACE LIKE HOMELAND』(2011)、『OHAMANA』(2015)、『未完の旅路への旅』(2017)、『逃島記』(2019-)など。2016年以降ソウル独立映画祭(韓国)、Taiwan International Video Art Exhibition(台湾)、ディアスポラ映画祭(韓国)などで作品上映。
金益鉉
Ikhyun GIM
金益鉉は実在するものと見えるもの、過去と現在の間の視差(parallax)を研究し、写真とテキストを通し推測する。 金はメルカトル図法で描かれた世界と海底光ケーブル、ナノメートルの世界とグローバルバリューチェーンのようなものが作る連結と断絶を記憶、想像、観察する。 SeMAビエンナーレ『ネリ·キルル·ハララ』(ソウル市立美術館、2016)、(国際ギャラリー、2017)などに参加、(SeMA倉庫、2018)、『ザ·スクラップ』(2016〜2019)などの写真展示およびイベントを企画した。