《RAM PRACTICE 2021》ONLINE SCREENING

PROGRAM C

玄宇民 + 金益鉉是恒さくらタゴチャン地主麻衣子田上碧

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玄宇民 + 金益鉉《 足跡を踏むと If you take a Ferris wheel 정오의 태양을 보면 2010 – 2021 》

(20min, HD, 2021)

韓国のキュレーター、Gahee ParkとアーティストIkhyun GIM(金益鉉)により企画され、2021年2月にオン・オフラインで行なわれたアートプロジェクト「われわれは海から来た」(www.welcome-to-ogasawara.info)のために制作された作品。「脱出」「密航」「逃亡」などのキーワードを出発点にアイデアを交換したのちにそれぞれが過去に撮影した映像と新たに撮り下ろした映像を共有し、各自が編集した映像を1本につなぎ合わせている。


是恒さくら《 saudade 》

(9min, HD, 2021)

2021年の春、帰省を控えていた瀬戸内海の実家に久しぶりに戻った。新型コロナウイルス感染症の広がりにより移動が制限されてから思いを巡らせていたのは、かつて自分の家族だった、遠くへ行った人たち、帰ってこなかった人たちのこと。彼ら・彼女らは故郷を失ったのだろうか?と。広島、大分、ブラジル—それぞれの土地とそこで暮らす家族の記憶と記録を手がかりに、私が託された故郷を探し、他の誰かに託された故郷のかたちを探った。これは、その旅路を記した一編の詩。


タゴチャン《 ボディビル 》

(4min, HD, 2021)

私は「視覚世界と、身体の在りか」について、これまでも取り組んできた。今回は言葉と肉体、見ることと存在すること、について書かれた或る文章を引用しながら映像を制作した。私自身、筋力トレーニングに取り組み、日常的な動作から生まれるままの肉体を自ら作り変えた経験がある。その経験も制作過程に反映されている。


地主麻衣子《 Lip Wrap / Air Hug / Energy Exchange 》

(3min, HD, 2020)

誰かと直接触れ合うことなく官能的な交流をおこなうことは可能か? キスのためのコンドームはないだろうか? 映像のもとになった自作の詩は、新型コロナウイルスの流行以前に書かれたものだが、現在の状況と奇妙に符合する。

監督:地主麻衣子/ アニメーション:地主麻衣子/ テクスト・朗読:地主麻衣子/ 整音:黄永昌


田上碧《 触角が無限にのびる虫 》

(27min, HD, 2020)

声を出すことについて、声を用いた表現(歌、ヴォイス、語り)を通して描く長編の楽曲。身体から発した声が空間に放たれて広がることで自他の境界が曖昧になる感覚や、発声と発語を通して自身の身体のスケールが変化していくことについて実証するように描いていくソロパフォーマンスとして2020年に発表された。作者の「歌うこと」についての思考と試行をふんだんに盛り込んだ代表作のひとつ。 


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