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東京藝術大学大学院映像研究科が主催する人材育成事業geidaiRAM (Research-based Arts Management)では、一般公開のレクチャー・シリーズを開催しています。社会を巡る状況が大きく変化しつつある中、日本におけるアートマネジメントやアートプロジェクトを問い直すために、様々な講師を招いて公開の議論を続けています。

今回はgeidaiRAMが開講当初から掲げてきた「アジア」のテーマを国際シンポジウムで取り上げます。今、アートはどのように「アジア」と関わり、「アジア」にアプローチできるでしょうか? それぞれに独自の思想と手法で「アジア」を思考してきた4人の登壇者の議論から、本質的な問いが共有される場を開いていきたいと思います。

「零時/臨時」の状態から「アジア」について考える機会に、ぜひご参加ください。

【入場無料・事前予約不要|geidaiRAM研修生以外の方もご参加頂けます】
日時:2015年1月25日(日)15:00〜18:00
場所:東京藝術大学上野キャンパス美術学部中央棟1F第1講義室 (http://www.geidai.ac.jp/access/ueno)

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主催:東京藝術大学大学院映像研究科 平成26年度文化庁「大学を活用した文化芸術推進事業」

講師プロフィール:
龔卓軍(ゴン・ジョジュン)
国立台南芸術大学芸術創作理論研究所准教授。1966年、嘉義(台湾)生まれ。1998年、台湾国立大学哲学部に在籍。「Dialectics between Body and Imagination: Nietzsche, Husserl, Merleau-Ponty」と題した論文にて博士課程を修了。様々な大学で哲学の講師を務め、2007年より現職にて美術論・美術批評・美学の授業を担当。2009年より季刊美術誌「Art Critique of Taiwan (ACT)」の編集長に就任。翌年にACTが全国出版大賞の2010年度優秀賞を受賞。ゴンは翻訳の分野でも高い評価を得ていて、G.バシュラール、M.メルロー=ポンティ、C.G.ユングの中国語(繁体字)翻訳者でもある。研究活動を続けながら、キュレーターとしても活動中。2013年、台北のEslite Galleryにて「Are We Working Too Much?」を企画。本展覧会に関連する書籍2冊を同時に出版した。

相馬千秋(そうま・ちあき)
アートプロデューサー。芸術と社会の関係性を問い直す作品や企画を多数国内外でキュレーション、プロデュースしている。2014年に専門スキルを持つ複数のディレクター・コレクティブ、「NPO法人芸術公社」を設立、代表理事に就任。これまでの主な活動に東京国際芸術祭「中東シリーズ04-07」、横浜の芸術創造拠点「急な坂スタジオ」設立およびディレクション (06-10年) 、フェスティバル/トーキョー 初代プログラム・ディレクター(09-12年)、r:ead(レジデンス・東アジア・ダイアローグ)設立およびディレクター (12年〜)。2012年より文化庁文化審議会文化政策部会委員。

高山明(たかやま・あきら)
演出家。1969年生まれ。2002年、演劇ユニットPort B(ポルト・ビー)を結成。既存の演劇の枠組を超えた社会実験的な作品を次々と発表。『完全避難マニュアル 東京版』(2010年)『東京ヘテロトピア』(2013年)『横浜コミューン』(2014年)など、現実の都市をリサーチし、そこに存在する記憶や風景、メディアなどを引用し再構成しながら作品化する手法は、現代演劇の可能性を拡張する試みとして、国内外で大きな注目を集めている。

桂英史(かつら・えいし)
東京藝術大学大学院映像研究科教授。1959年長崎県生まれ。図書館情報大学大学院修了。専門はメディア研究。データベースやアーカイヴの構築を実践しながら、近代以降の社会思想とメディアテクノロジーが知のあり方に与えた影響を考察している。主な著書に『人間交際術』(平凡社新書)、『東京ディズニーランドの神話学』(青弓社)、『インタラクティブ・マインド』(NTT出版)、監訳書に『世界の図書館』(河出書房新社)などがある。

企画・運営:林立騎
デザイン:和田信太郎
広報:小形幸(geidaiRAM)