RAM2公開講義
「見えない映像を観ることについて」 
《ナイトクルージング》試写会

 

 

生まれながらの全盲者の映画制作を追うドキュメンタリー映画『ナイトクルージング』は、見えない加藤秀幸氏が、見えるスタッフと“イメージ”を交換・共有しながら映画をつくりあげるプロセスを描いています。映画内映画として上映される加藤の監督するSF映画にも登場する<ゴースト>は、異なる人と人との間にある、どう足掻いても共有しきれないものを象徴しており、それは加藤氏の映画制作とも重なります。ドキュメンタリーとフィクション両方の側面から、視覚とイメージ、“観る”こと、そして作家性について問いを投げかける問題作です。

本イベントでは、映像を通して歴史を構造的に批評し再解釈を試みる美術家・映像作家の藤井光氏と、映画『ナイトクルージング』監督の佐々木誠氏、出演の加藤秀幸氏、プロデューサーの田中みゆき氏によるアフタートークを通じて、ドキュメンタリーとフィクションの間、そこにある当事者性について議論を進めます。

 

トーク出演:
佐々木誠[映画監督、映像ディレクター]
加藤秀幸[システムエンジニア、ミュージシャン]
田中みゆき[キュレーター/プロデューサー、geidaiRAM(1期)研修生]
藤井光[美術家、映像作家]

日時:
2019年3月16日[土] 13:00-17:00(開場30分前)
1部:《ナイトクルージング》試写会
2部:アフタートーク

定員:
180名(先着順)

参加方法:
事前予約/入場無料

[予約受付は締め切りました]
申込多数となり予約受付を締め切らせていただきました。
予約なしでのご来場は、補助席及び立見の可能性がございます。ご了承ください。

*予約申込の方へ
座席は先着順の自由席です。開場は12:30を予定しております。お早めにお越しください。

会場:
東京藝術大学 上野校地 中央棟第一講義室
110-8714 東京都台東区上野公園12-8

参考リンク:
《ナイトクルージング》公式ウェブサイト
https://nightcruising.net/ja/introduction

問い合わせ:
geidairam@gmail.com(geidaiRAM2事務局)

アクセス:
JR上野駅(公園口), 東京メトロ千代田線上野駅(7番出口)より徒歩15分
東京メトロ日比谷線・銀座線(1番出口)より徒歩10分 / 京成電鉄成上野駅(正面口)より徒歩15分
JR上野駅公園口から台東区循環バス「東西めぐりん」(東京芸術大学経由)で4分, 停留所「東京芸術大学」下車(30分間隔)
※駐車場はございませんので、お車での来場はご遠慮ください。

 

企画:田中みゆき[キュレーター/プロデューサー、geidaiRAM(1期)研修生]
主催:東京藝術大学大学院映像研究科 geidaiRAM2
助成:平成30年度文化庁「大学における文化芸術推進事業」

 

プロフィール:

佐々木誠 [映画監督,  映像ディレクター]
1975年生まれ。主にCM、PV、TV番組を演出。劇場公開作品に『Fragment』(06)、『インナーヴィジョン』(13)、『マイノリティとセックスに関する、極私的恋愛映画』(15)、『熱海の路地の子』(18)などがある。他に『バイオハザード5 ビハインド・ザ・シーン』(09)、フジテレビNONFIX『バリアフリーコミュニケーション』(14)などを演出、紀里谷和明監督『GOEMON』(08)、 夏帆主演『パズル』(14)等、多くの劇映画の脚本にも関わっている。

 

加藤秀幸 [システムエンジニア,  ミュージシャン]
1975年東京都生まれ、東京都在住。先天性全盲。システムエンジニア、ミュージシャン(E-bass guitar)、バンド「celcle」所属。時々ちょっとだけ作曲。インターナショナルスクール特別非常勤講師。映画『インナーヴィジョン』出演。好きなことは、料理、ものづくり、頭が痛くなるほど細かい作業(プラモ作成など)。

 

田中みゆき [キュレーター/プロデューサー,  geidaiRAM(1期)研修生]
1980年生まれ。キュレーター/プロデューサー。アートセンター等に勤務後、フリーランス。障害を「世界を捉え直す視点」としてカテゴリーにとらわれないアプローチを展開する。近年の活動に『義足のファッションショー』(2014年、日本科学未来館)、『障害xパフォーミングアーツ特集 “dialogue without vision”』(2016 年、国際交流基金)、『大いなる日常』展(2017年、NO-MA)、『音で観るダンスのワークインプログレス』(2017年〜、KAAT神奈川芸術劇場)などがある。

 

藤井光 [美術家,  映像作家]
1976年生まれ。芸術は社会と歴史と密接に関わりを持って生成されるという考え方のもと、様々な国や地域固有の文化や歴史を、綿密なリサーチやフィールドワークを通じて検証し、同時代の社会課題に応答する作品を、主に映像インスタレーションとして制作。各分野の専門家との領域横断的かつ芸術的協働をもたらす交点としてのワークショップを企画し、そこで参加者とともに歴史的事象を再演する「リエナクトメント」の手法を用いて、過去と現代を創造的につなぎ、歴史や社会の不可視な領域を構造的に批評する試みを行う。

2019-03-05|