《 RAM PRACTICE 2020 – Online Screening 》上映作品
Program C
《 Girls Got Golds 》
1928年、アムステルダムで行われた第9回夏季オリンピックにて、金メダルを獲得したオランダの体操女子チームについての映像作品。この女子チームのうち5人はユダヤ人で、そのうち4人は第二次世界大戦中にアウシュビッツとソビボルの強制収容所でナチスに殺された。ひとり戦争を切り抜けたユダヤ人選手、エルカ・デ・レヴィーが現在のオランダで孫の身体に降り立ち自身の人生を語る。
Girls Got Golds, 2020
16:9, HD, Stereo Sound, colour, 18’25”
東京藝術大学大学院映像研究科メディア映像専攻修了。土地へのフィールドワークをベースに、そこに住む人々を起用してプロジェクトを立ち上げていく。映像、インスタレーション、パフォーマンスなどのメディアを用い、文化の多様性、国家と個人の関係について再考しながら、歴史に埋もれている事柄や人物を引き出して現在の社会との間に独自の伏線を張る。現在、文化庁新進芸術家海外研修制度によりオランダで研究/制作を行う。